こんにちは、バギーズです。
登山初心者の方々へ、この記事を読めば道具を揃えられるようになります。
登山は自然とふれあう素晴らしいアクティビティですが、道具を揃える楽しみもまた一興です。
必要最低限の道具、選定方法、どこで買えるかをお伝えします。
大切な方への贈り物を考えている方はこちらの記事も参考になると思いますよ。
登山の必需品(ザック・靴・服装)
何から買えばいいのか悩んでいる方、必需品を3つ揃えれば登山を安心して楽しむ事ができます。
でも、必需品が分かってからも選定には時間がかかりますよね。
バギーズの場合は、1ヶ月間で5回くらいショップに足を運び、少しづつ揃えました。
ここからはジョン、バギーズの具体的な選定方法と選定にかかった時間を参考値で紹介します。
必需品選定方法(夏編)
夏の必需品の選定方法です。秋以降は違う視点で選ぶのでご注意ください。
ザック(選定時間:1〜2時間)
- 複数のザックを実際に背負って比べてみてください。自分の肩と背中にしっくりするものを選びましょう。
- 大きさは20〜30Lくらいが使いやすいです。日帰りなら十分な大きさです。
- 荷物を取り出すたびにおろしたり背負ったりするのは苦になります。よく使う荷物は背負ったまま取り出せるのがいいでしょう。特に水分や携帯電話は、山登り中に何度も取り出す事になるのでザックの脇ポケットに手が届きやすいものがいいでしょう。
- 背負っていると背中が熱くなってきて汗をかきます。背中の通気性が良いものがいいです。付属品で背中に密着しないようにするアイテムも存在します。背中の熱が気になる方は考えてみてください。
店員さんと話して、背中とザックが密着しないタイプを選びました。横から見ると金具が付いていて背中とザックが少し離れるんです。
携帯もペットボトルも背負ったまま取り出せて、かつ背汗もかかない。
最高っしょ!
登山靴(選定時間:4〜5時間)
- 買うときは必ず試着してください。登山中は余程のことがない限り靴を脱ぐことはありません。履きやすさより、履きごごちを意識してください。
- 靴下との相性で履きごごちは変わってきます。試着する時は登山用靴下を必ず履いてください。初めて靴を買う場合は、靴下と靴は一緒に買った方がいいです。
- 靴の裏が硬いものを選びましょう。
- 防水の靴を選びましょう。GORE-TEXと記載されている靴や服は防水です。
デザインが気に入っても、足に合わない場合があります。バギーズの場合は足の甲が高く、幅も広いため、ファッション性の高い細身の靴は、甲が当たっている感じがして苦戦しました。
服(選定時間:2〜3時間)
- 登山は「濡れ」との戦いです。中からも外からも乾いた状態に近づけるよう衣服で対策します。
- 3層構造「ベースウェア」「ミドルウェア」「アウター」のレイヤリング(重ね着)が基本です。
- 普段着につかえるかも?と考えながら見ているとあっという間に時間が経ってしまいます。
時間に余裕がない方はどのパーツを買うか目的を絞って探して下さい。
時間に余裕がある方は普段着として使えるものもご検討頂けると楽しみが増えますよ。
ベースウェア
- 肌の真上から着る服です。速乾性(汗が乾きやすい)の高い素材にしましょう。
- 素材が命!!
メリノウール、化学繊維、もしくはそのハイブリット(メリノウールと化学繊維の混合)を選びましょう。綿とコットンは避けて下さい。 - 夏は半袖で構いませんが、日焼け対策で長袖にする人もいます。
- 山は寒くなることが多いです。高山の場合は汗冷え対策にメッシュ素材のアンダーウェアを着るのもいいでしょう。
- 種類が豊富で迷ってしまう場合は、自分の好きなメーカーのベースウェアを買いましょう。
ミドルウェア
- フリース、ソフトシェル、シャツなど種類が豊富で見ているだけで時間が経ってしまいます。
- 少し肌寒く感じる時に1枚羽織れるソフトシェルジャケットはオススメです。
防風性、撥水性、通気性も良く、小さくまとめてザックにしまいやすいです。 - 夏場は長袖シャツでも構いません。日焼け、虫刺され、防寒対策ができます。
- 山の気温に合わせて脱ぎ着するので、出来るだけ軽いものを選びましょう。
アウターウェア
- レインウェアが必要です。
夏以降も使うことを意識して多少ゆとりのあるサイズ感で選びましょう。 - 防水性と浸透性が重要です。靴と同様にGORE-TEXなら間違いありません。
- フードが頭をしっかりカバーされるように調整可能なものを選びましょう。
- ポケットの数と位置も重要です。自分がよく取り出す可能性のあるもの(例えば携帯電話)を何処にしまうか想像して使いやすいものを選びましょう。
登山パンツ
- ロングパンツでもショートパンツでも構いません。
ショートパンツの場合はタイツと組み合わせるとオシャレ感も出ます。 - 膝と腰の可動域が高いものがいいです。
フィット感がありつつも伸縮性が高いものを選びましょう。 - ウエストの調整があるものがいいです。また調整するベルトが外側にあるか、内側にあるかも確認しましょう。特に内側にある場合はお腹に当たって痛くなる可能性もあるので注意してください。
- ポケットの数と位置も考慮してください。普段、お尻のポケットに携帯電話を入れる方は登山では邪魔に感じる事があるので、何処に入れるかは事前に考えてください。
これ以外にも帽子も購入するといいでしょう。
実際にお店に足を運んで店員さんの話を聞きながら選んでみて下さい。
次に何処で購入すればいいのか、お伝えします。
神保町・御茶ノ水 周辺の登山専門店 3選 + 1(オンラインショップ)
神保町・御茶ノ水周辺には登山専門店が集中しています。
バギーズが活用させて頂いた3軒とちょっとした裏技をお伝えします。
石井スポーツ
初心者が一番初めに足を運ぶと登山グッズの基礎知識が身につきます。店員さんが初心者に対して親切に教えてくれます。各パーツの選定ポイントを確認して下さい。時間に余裕がない方はここで全てのグッズを揃える事もできます。
神田さかいやスポーツ
70年以上も神田に店を構え、アウトドア好きなら知る人ぞ知る名店です。登山玄人もよく訪れるお店です。登山初心者が必要なものは全て手に入ります。パーツによって店舗が分かれいているので、欲しい道具を決めてから対象の店舗を訪問してください。
Victoria 御茶ノ水
都市型大型スポーツ店で、御茶ノ水に本店があります。ビルのほとんどがアウトドア・登山グッズで揃わないものはないと思います。メーカー系の直営店は割引が効かない事もありますが、Victoriaなら割引かつポイントをつけて購入できる場合もあるので、欲しいものが決まっていれば確認して見て下さい。
L-Breath (ちょっとした裏技)
もし実店舗に足を運ぶ余裕がない方はオンラインも使って下さい。全国60店舗以上あるL-Breathのオンラインショップです。
実はVictoria 御茶ノ水店にもL-Breathが入っており、実店舗で見たものがオンラインで割引されている事も!!サイト内のクーポンと併用するとかなり割引で買えますよ。ポイントも付くから更にお得なんです。
道具を買うまでの経緯
ここからは我々が道具を購入するまでの経緯を記します。
前回からの続きになりますので、まだご覧になっていない方はこちらをご覧ください。
ルイーダの酒場を後にした我々は、登山部結成の興奮冷めやらず、表参道の交差点で30分ほど立ち話を続けました。
テンションが上がって飲み過ぎたジョンは千鳥足で去っていき、残されたパタ子とバギーズは完全登山初心者、そもそも道具とか服とか何もないんだけど・・・
ジョンは大分酔っ払ってたけど、大丈夫かなぁ?
ところでジョンが言ってる登山ってさぁ。白い粉を手につけて崖を登るスタイルじゃないよね?
さすがに、そっち系じゃないでしょ。
素人誘ってバリバリのロッククライミングはしないと思うよ。
そうだよね。鋸山の絶壁で「ファイトー」「いっぱぁーつ」みたいな事想像しちゃったよ。
鋸山の登山記はこちらをご覧下さい。
パタ子のぶっ飛んだ発想に驚きつつも、この時点で二人は登山の種類とニュアンスの違いを理解していませんでした。
ハイキング < トレッキング < 一般登山 < クライミング
登山にはいくつか種類があり、この順番で辛さが増します。
靴を選ぶときに店員さんに「どんな山攻めますか?」みたいな事を聞かれるのは、ニュアンスの違いで選ぶ靴が変わるからだと思います。我々の部活はトレッキング と一般登山をターゲットに活動しています。
ようするに、hard/harder/hardestってことかな。
登山用語は言葉が似てないから分かりにくいね。
まるでライブ、コンサート、リサイタルの違いくらい分かりにくいよね。
リサイタルと言ったらジャイアンじゃない?
「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」でお馴染みのジャイアンね。
「のび太のくせに」も捨てがたいよね。
我々の会話は脱線しますが、真剣ではあります。
とりあえず、靴と服とリュックは必要だよね?何処か買える場所知ってる?
神保町付近に登山グッズ沢山売ってる場所あるよ。
どんなメーカーがいいとか分からないけど、大丈夫かな?
North Face 、アークテリクス、パタゴニアが登山グッズでも有名3ブランドだよね。
でもいきなりブランドの店に行くと知識が偏っちゃうから、まずは登山グッズが沢山売ってる店で話を聞いたほうがいいよ。
後日、バギーズとパタ子はそれぞれ登山グッズ店に行き、道具を揃えました。
最後になりましたが、我々のことはこちらをご覧ください。